英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)は22日発表した最新報告書で、2011年の英国の不動産価格は引き続き下落トレンドが続くものの、その後供給不足を背景に価格は安定に向かうとの見方を示した。
RICSシニアエコノミストのサイモン・ロビンソン氏は、銀行が融資を抑制し、国民が財政赤字縮小に向けた政府の歳出削減と増税に備える中で住宅需要は低迷すると予想。ただ、供給も大幅に減少するため、2011年の不動産下落率は5%以下にとどまると分析している。
RICSはまた、イングランド銀行(英中央銀行)の与信に関する調査を引用し、住宅ローンの利用条件が来年初めに緩和すると考える「理由はほとんどない」と指摘。同時に、英中銀による流動性プログラムの一部終了に伴い、金融機関の借り換えがコスト上昇につながる可能性があり、「それが恐らく借り手に転嫁される公算が大きい」とみている。
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