マレーシア中央銀行は5日の金融政策委員会で、翌日物基準政策金利(OPR)を2.75%から0.25ポイント引き上げて3.00%にすることを決めた。エネルギー価格などの上昇によるインフレの高まりに対応するためで、2010年7月以来の利上げとなる。
中銀は声明文の中で、世界的な景気回復が第1四半期は続いたものの、経済成長には地域ごとにムラがあり先進国経済は低い成長にとどまっていたと指摘。アジア経済は減速をともないながらも国内の経済活動に支えられて強固な成長を続けたとした。
その上で世界的なインフレはエネルギーや農産物といった一次産品価格の上昇にともない拡大しており、世界経済が回復すると予想されてはいるものの、エネルギーや農産物の価格上昇、東日本大震災に伴う供給不足、新興経済へ の流動資金の流入などでリスクも高まっていると分析した。